海外通販でかかる関税・個人輸入の免税について
個人輸入の関税について
海外の通販を利用して個人輸入する場合、「関税」と「消費税」がかかります(下記URL 税関:Japan Customs参照)。
簡易税率
総額20万円以下の場合、一般の関税率とは別の「簡易税率」が適用されます。
「衣類及び衣類附属品」の簡易関税率は10%。
免税措置
ビジネスではなく「個人で使用する目的(個人輸入)」の場合、「関税 = 課税価格(海外小売価格 × 0.6) × 関税率」。
ただし関税には非課税枠(免税措置)があり、課税価格が10,000円以下の場合は、関税・それにかかる消費税が免除となります。
「税関公式サイトの計算方法」にあてはめた場合、「海外小売価格16,666円以下」の個人輸入は関税が免除となり、16,667円を超える場合には関税・消費税がかかります。
関税の支払い方法
関税の支払い方法については、2種類あります。
- 海外通販サイトでの支払い(注文・決済時)
- 国際宅配便業者経由での支払い(商品受け取り時)
海外通販サイトでの支払い(注文・決済時)
海外の人気セレクトショップや大手百貨店では、「Borderfree(ボーダーフリー)」のシステムを採用している場合があります。
例:SSENSE、FARFETCH、Macy’sなど
Borderfreeを採用している場合、お買い物時に関税・消費税が自動計算されます。
商品の注文と同時に「海外通販サイトを通じて関税・消費税を支払い」または、後述する「国際宅配便業者経由での支払い(商品受け取り時)」かを選択できます。
国際宅配便業者経由での支払い(商品受け取り時)
通常は、国際宅配便業者を通じて商品が配送され受け取る際に、関税・消費税を現金で支払います。
革製品・革靴について
個人輸入の際に注意したいアイテムは、関税率が高い「革製品」です。
革製品は免税措置の適用外
革製品は、先述の免税措置「海外小売価格16,666円以下の個人輸入は関税が免除」が適用外となります。
革靴の関税は「30%」または「4,800円/一足」の高い方が適用される
革靴の場合は、税関の公式サイト「実行関税率表 第64類 履物及びゲートルその他これに類する物品並びにこれらの部分品」に記載の通り、関税は「30%」または「4,800円/一足」の高い方が適用されます。